地震の影響で首都圏の各地で11日、多くのエレベーターが一時、自動停止しました。保守管理を行う会社によりますと一部で安全確認が続いていますが、現在はほとんどが復旧しています。エレベーターの保守を担う「日立ビルシステム」によりますと、東京、千葉、神奈川、埼玉でおよそ3000台のエレベーターが一時、停止したということです。また、都内のタワーマンションでは、およそ5時間にわたって止まったマンションもあるなど各地で影響が出ました。
エレベーターに人が閉じ込められたり、機器が壊れたりしたケースはなく、11日午前11時現在、作業員が立ち入れない一部の建物を除いてほとんどで復旧作業が終わったということです。
また「フジテック」によりますと、東京、千葉県、神奈川県を中心に一時、およそ300台のエレベーターが停止しましたが、人が閉じ込められたケースはなかったということです。
エレベーターを管理する会社によりますと、震度4程度までの揺れでは多くのエレベーターが自動停止した後、故障などがなければ自動で復旧する仕組みになっていて、震度3を観測した都内では多くが安全確認を含めても数時間以内には復旧したとみられるということです。
-- NHK NEWS WEB