埼玉県八潮市は、マイナポイントの申し込みの支援業務を委託されていた会社のアルバイト従業員が、市民2人から合わせて4万円分のマイナポイントを不正に取得していたと発表しました。この従業員は川口市でも同じようにマイナポイントを不正取得したことが明らかになっています。
八潮市によりますと、ことし3月、マイナポイントの申し込み窓口で手続きの支援業務を委託された会社の32歳の男のアルバイト従業員が、ポイントが付与される対象の電子マネーカードを別のカードとすり替えて市民に手渡していたということです。
この方法で従業員は市民のマイナポイントを不正に取得したということです。
この市民から「ポイントが付与されない」と連絡があり、調べたところ不正がわかったということです。
別の市民1人からも相談があり、市はこの従業員が2人分のポイントあわせて4万円分を不正取得したとしています。
この従業員は川口市の窓口でも同じ業務を担当し、不正にポイントを取得していたということで、八潮市はほかに被害がないか調べるとともに、警察に相談して対応を検討しています。
業務を委託されていた人材サービス会社のフルキャストは「監督管理責任のある事業者として重く受け止めています。市や警察に全面的に協力して参ります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB