記憶用半導体の世界大手、キオクシアホールディングスの昨年度1年間の決算は、企業のIT投資の縮小などで最終的な損益が1300億円の赤字となりました。
キオクシアホールディングスの昨年度1年間のグループ全体の決算は、売り上げが前の年度より16%減って1兆2821億円となり、最終的な損益は1381億円の赤字でした。
世界的な景気の減速で企業のIT投資が縮小し、データセンターやパソコン向けの記憶用半導体の需要が落ち込んだほか、スマートフォン向けの受注も減ったことが主な要因です。
会社では、去年10月から続けてきた減産を当面続けるとしています。
会社は「短期的には厳しい市況が続くが中長期的に成長するという市場の見方は変わっていない。中国経済の活性化などで需要はことし後半にかけて徐々に改善へ向かうと見込んでいる」としています。
-- NHK NEWS WEB