マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで証明書を交付する際に不具合が相次いでいる問題で、新たに徳島市でも別人の戸籍証明書が発行されていたことがわかり、不具合は合わせて14件となったことが総務省のまとめでわかりました。
マイナンバーカードを使ってコンビニで住民票の写しや戸籍証明書などを交付するサービスをめぐっては、ことし3月以降、別人の証明書が発行される不具合が相次いでいて、これまでに
▽横浜市で10件
▽東京 足立区で2件
▽川崎市で1件
の不具合があったことがわかっています。
総務省によりますと、12日までに新たに徳島市のコンビニでも別人の戸籍証明書が発行されていたことがわかり、不具合は合わせて14件となりました。
証明書の種類は
▽住民票の写しが7件
▽印鑑登録証明書が3件
▽戸籍証明書が2件
▽住民票記載事項証明書が2件
となっています。
今回の問題を受けて、デジタル庁は運営会社に対しシステムの一時停止を要請したほか、総務省は全国の自治体に対し、すべての自動発行システムの点検を要請しています。
松本総務大臣は12日午前、閣議のあとの記者会見で「個人情報の漏えい事案が立て続けに発生したことは大変遺憾だ。総務省もシステムの運営会社に対し、二度と生じないよう強く求めた」と述べました。
-- NHK NEWS WEB