17日の東京株式市場は、取り引き開始直後から買い注文が出て、日経平均株価は、およそ1年8か月ぶりに3万円台を回復しました。
17日の東京株式市場では、取り引き開始直後から旅行関連の銘柄などに買い注文が出て、日経平均株価は、3万円台を回復しました。取り引き時間中に3万円台を回復するのは、2021年9月以来、およそ1年8か月ぶりです。
このところ東京株式市場では、企業決算の内容や業績見通しが全体的に堅調で先行きへの期待感が高まっていることや、欧米の利上げによる海外経済の減速への警戒感が強い中、コロナ禍からの経済再開が遅れて始まった日本企業に海外投資家から買い注文が集まっています。
市場関係者は「外国為替市場で円安が進んでいることも日本株の支えになっている。ただ、アメリカの債務上限問題や金融不安の先行きはいまだ不透明で、今後の日本株の先行きには慎重な見方もある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB