国民生活センターは、大手通販サイトなどで「健康茶」として販売されていた2種類のお茶に、本来食品に使用できない医薬品の成分のステロイドが含まれていたと発表しました。
センターは先月も同様の事例を発表していて、飲用した場合は医療機関を受診するよう呼びかけています。
医薬品の成分のステロイドが含まれていたのは
いずれも大阪市にある会社で
▽「澪森」の「森澪混合茶(ジャムーティーブレンド ショウガ+)微糖タイプ」と
▽「香塾堂」の「ジャムー・ティー・ブラック(無糖タイプ)」の2つです。
国民生活センターは、先月「健康茶」をうたったお茶にステロイドの一種「デキサメタゾン」が含まれていたことから、大手通販サイトで販売されている類似品の成分を分析した結果、新たにこれら2種類のお茶から最大で1グラム当たり29マイクログラムの「デキサメタゾン」が検出されたということです。
「デキサメタゾン」は炎症を抑える作用がある医薬品の成分で、けいれんや感染症の悪化などの副作用があるとされ、食品での使用が禁じられていることから、国民生活センターは飲用した場合は医療機関を受診するよう呼びかけています。
国民生活センターは「事業者に詳しい聞き取りを行っていないため、なぜステロイドが含まれていたかなどはわからないが、いずれの商品も現在は販売を停止している」としています。
-- NHK NEWS WEB