首都圏1都3県の新築マンションの値上がりが続いています。先月の東京23区の平均価格は去年の同じ月より60%余り上昇し、およそ1億1700万円となりました。
調査会社「不動産経済研究所」によりますと、先月、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの1戸当たりの平均価格は7747万円で、去年の同じ月に比べて23.1%上昇しました。
上昇は2か月連続となります。
このうち、東京23区の平均価格は、去年の同じ月より60.3%と大幅に上昇し、1億1773万円でした。
新宿区や港区などの都心で高額な物件が多く発売されたことが全体を押し上げたと分析しています。
このほかの地域では、
▽埼玉県は23.9%上昇し、5578万円
▽千葉県は8.3%上昇し、4595万円となりました。
一方、
▽神奈川県は2.2%下落し、5792万円でした。
調査会社は「今後も都内の再開発エリアなどで新築マンションの発売が予定されているほか、資材価格の高止まりもあり、販売価格は高い水準が続くとみられる」としています。
-- NHK NEWS WEB