19日の東京株式市場は、取り引き開始直後から買い注文が広がり、日経平均株価は一時、いわゆる「バブル景気」の時期の1990年8月以来32年9か月ぶりの高値をつけました。
東京株式市場は、日本企業の業績が全体的に堅調で先行きへの期待感が高まっていることに加え、欧米の利上げによる海外経済の減速を懸念して東京市場に資金を振り向ける海外投資家が増えていることから19日も買い注文が広がっています。
日経平均株価は取り引き開始直後に、18日より300円以上値上がりして3万900円台をつけ、取り引き時間中として、いわゆる「バブル景気」の時期の1990年8月以来32年9か月ぶりの高値をつけました。
市場関係者は「アメリカの債務上限問題はなお不透明な状況ながら、議会下院で来週にも、この問題をめぐる採決が行われるとの見方が伝わり、18日のニューヨーク市場で株価が上昇した。また外国為替市場で円安ドル高が進んでいることも買い注文につながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB