19日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカの債務上限問題をめぐるバイデン政権と野党 共和党による協議が中断されたことを受けて、協議の行方への警戒感からドルを売って円を買う動きが出て、円相場は一時、1ドル=137円台半ばまで値上がりしました。
19日のニューヨーク外国為替市場では円相場は一時、1ドル=137円台半ばまで値上がりしました。
アメリカの債務上限問題をめぐるバイデン政権と野党 共和党による協議が中断されたことから、協議の行方への警戒感が広がり、ドルを売って円を買う動きが出ました。
FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が、相次いだ銀行破綻の影響で金利を引き上げる必要がなくなる可能性があるとの認識を示したことで、次の会合での利上げの一時停止を示唆したとの受け止めも出て、ドル売りにつながりました。
ニューヨーク株式市場でも債務上限問題の先行きへの警戒感から売り注文が増え、ダウ平均株価の終値は前日に比べて109ドル28セント安い3万3426ドル63セントと、3日ぶりに値下がりしました。
市場関係者は「債務上限問題をめぐる協議を早期に再開できるのか、先行きに不透明感が広がっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB