大阪に本社がある大手文房具メーカー「コクヨ」は、原材料価格の高騰などをうけ、ノートや筆記具など43品目について、希望小売価格を平均でおよそ11%値上げすることを明らかにしました。
発表によりますと「コクヨ」は、6月1日からノートや筆記具、ファイルなどの文房具43品目について、希望小売価格を平均でおよそ11%値上げします。
主な製品では、B5サイズのノートの売れ筋のものが税抜きで180円から190円に、資料をとじる樹脂製のファイルの代表的な製品も110円から120円に、それぞれ価格を引き上げます。
紙やプラスチックなどの原材料の価格が全般的に高騰していることや、製造にかかる光熱費や物流費が増えていることなどが主な要因だということです。
コクヨは、去年8月にも文房具35品目について平均でおよそ10%値上げしていました。
コクヨは「国際情勢の混乱などにより、経営を取り巻く環境はますます厳しくなっている。去年以降もコスト削減などに努めてきたが、企業努力だけでは現在の価格を維持することは困難だと判断した」としています。
-- NHK NEWS WEB