旅行会社から依頼を受けてツアーの手配を行うランドオペレーターと呼ばれる事業者について、外国人旅行者などから免税店で高額な商品を買わされたといった苦情が出ていることから、観光庁は、登録制にして指導や監督の導入を目指すことになりました。
ランドオペレーターは、旅行会社から依頼を受けて宿泊施設の予約などツアーの手配を行う事業者ですが、日本を訪れた外国人旅行者から「免税店に連れて行かれ高額な商品を買わされた」などの苦情が出ていました。
観光庁が調べたところ、一部の事業者が謝礼を受け取って免税店での買い物を日程に組み込み、外国人旅行者を連れ回していた実態などがわかったということです。
このため観光庁は、有識者らを集めたワーキンググループを設け、ランドオペレーターの在り方を検討をしていて、25日に開かれた会合で対策案をまとめました。
それによりますと、今の旅行業法の対象になっていないランドオペレーターを登録制とし、法律の規制対象にすることで国による指導や監督の導入を目指すとしています。
具体的には新たにランドオペレーターの資格を作り、各事業者に資格を持った管理者を置くことを、登録を認める条件にする案などを検討することにしています。
観光庁としては、来年の通常国会に法律の改正案を提出したい考えです。
-- NHK NEWS WEB