流通大手「セブン&アイ・ホールディングス」の株主総会が開かれ、アメリカの投資ファンドが株主提案で求めた井阪隆一社長の退任は反対多数で否決されました。一方、会社側が提出した取締役の再任の議案が賛成多数で可決され、井阪社長の続投が決まりました。
会社側は井阪社長の再任への賛成の比率は明らかにしていませんが、その結果も焦点となります。
セブン&アイをめぐっては、主要株主のアメリカの投資ファンド、バリューアクト・キャピタルが、グループの中核のコンビニ事業とイトーヨーカ堂などのスーパー事業を分離するよう求めてきたのに対して、いまの経営陣が応じなかったことから、ファンド側は井阪社長ら取締役4人の退任を求める株主提案を提出していました。
これに対して、会社側は株主提案に反対する姿勢を示し、井阪社長の取締役選任案を提出していました。
-- NHK NEWS WEB