流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、成長が見込まれるアメリカのコンビニエンスストア事業を強化するため、現地でコンビニなどを運営する会社から、およそ1100の店舗を3600億円余りで買収すると発表しました。
発表によりますと、セブン&アイ・ホールディングスは、アメリカでコンビニ事業を展開する子会社を通じて、南部テキサス州を中心にコンビニやガソリンスタンドなどを運営する、スノコLP社から、およそ1100店舗を3659億円で、ことし8月に取得するとしています。
セブン&アイはアメリカで、コンビニ、およそ8700店舗を経営していて、地元のメーカーと共同で開発した独自の商品を販売するなど、日本式の運営ノウハウを導入するなどして、売り上げを伸ばしています。
今回の買収で、アメリカ事業をさらに強化し、再来年度にはアメリカの店舗数を1万店舗に拡大する計画です。
セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は「店舗数を増やすことで、商品のサプライチェーンが強化されて、効率化が進むと思う。成長が見込めるコンビニ事業に、さらに経営資源を注いでいきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB