国内の主な自動車メーカーの4月の生産台数は、半導体の供給不足が和らいだことなどから8社のうち6社で去年の同じ月より増えました。
自動車メーカー各社が30日発表した先月の国内外の生産台数は、トヨタ自動車が78万7800台と去年の同じ月を13.8%上回り、4月としては過去最高となりました。
▽ホンダは44.5%増えたほか
▽マツダが21.1%
▽三菱自動車工業が20.6%
▽日産自動車が15.8%
▽SUBARUが12.8%といずれも去年の同じ月を上回りました。
これは新型コロナに伴う中国のロックダウンの影響で去年、生産が落ち込んだ反動のほか、半導体不足が和らいでいることが主な要因で、多くの会社で生産に持ち直しの動きが出ています。
一方、ダイハツ工業とスズキは前の年を下回りました。
また、先月の販売台数ではトヨタ、ホンダ、日産など合わせて6社が前の年の実績を上回り、生産の持ち直しに伴って販売でも回復の動きが広がっています。
ただ、半導体不足などの影響が和らぐ中でも一部の部品では調達は不安定なままで、生産が依然としてコロナ前の水準に戻っていないメーカーもあり、先行きには不透明感も残っています。
-- NHK NEWS WEB