がんや認知症などに効果があるとうたって承認を受けていない薬を売り出したなどとして、東京 銀座のペットショップ経営者ら3人が医薬品医療機器法違反の疑いで書類送検されました。経営者らは、犬用に無許可で製造した薬を安全性などを確認せずに人にも効果があるなどとうたって販売していたということです。
書類送検されたのは、東京 銀座のペットショップの経営者ら3人と、法人としての運営会社です。
警視庁によりますと、経営者らは、おととし4月から去年12月までの間に人や動物のがんや認知症などに効果があるとうたって国に承認されていない9種類の薬をインターネットで売り出したなどとして、医薬品医療機器法違反の疑いが持たれています。
経営者らは、自社で薬を無許可で製造し、安全性などを確認せずに犬用として売り出したうえ、その一部については人にも効果があるとうたって販売していたということです。
製造に使った原料には、使用期限を4年以上過ぎたものもあったということです。
これまでのところ、健康被害の相談は寄せられていないということです。
調べに対し、いずれも容疑を認めたうえで、「違法だと分かっていたが、取締りを受けることはないだろうと思っていた」と供述しているということです。
警視庁は、これまでに1億円以上を売り上げていたとみて詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB