新型コロナウイルスの感染拡大の影響などで経営が行き詰まった山梨県甲府市にある老舗ホテルの事業を、菓子メーカー「シャトレーゼ」の持ち株会社が取得して再建を目指すことになりました。
これは31日、「シャトレーゼホールディングス」が発表しました。
それによりますと、「シャトレーゼホールディングス」は甲府市中心部にある「ホテル談露館」の運営会社が設立した別会社のすべての株式を6月1日付けで取得します。
株式の取得にかかった金額は非公表としています。
「ホテル談露館」は明治20年創業の老舗ホテルで、宿泊のほか宴会や結婚式場の運営などを手がけてきましたが、新型コロナの影響で業績が悪化し、経営が行き詰まっていました。
ホテルの名称は「シャトレーゼホテル 談露館」に変更し、「シャトレーゼホールディングス」が完全子会社化して経営再建を目指すということです。
パートやアルバイトを含む従業員およそ50人は、引き続き雇用するということです。
一方、関係者への取材によりますと、これまでのホテルの運営会社については今後、特別清算の手続きを進めるということです。
-- NHK NEWS WEB