東京株式市場で日経平均株価が「バブル景気」後の最高値を更新した先週、東京と名古屋の証券取引所で海外の投資家が株式を買った額は、売った額を3800億円余り上回り、9週連続の買い越しとなったことがわかりました。
東京証券取引所のまとめによりますと、5月22日から26日までに、東京と名古屋の証券取引所で海外の投資家が株式を買った額は、売った額を3816億円余り上回り、9週連続の買い越しとなりました。
海外の投資家が9週連続で株式を買い越したのは6年ぶりです。
背景には、日本企業の好調な決算発表などを受けて、海外の投資家の間で日本株に資金を振り向ける動きが続いていることがあります。
市場関係者は「海外の投資家による日本株の買い越しは続いているが、買い越し額は、その前の週と比べると大きく減少している。急ピッチな株価の上昇に対する警戒感もあり、今後の海外勢の動きを注視したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB