2日のニューヨーク株式市場は、アメリカの議会上院が政府の債務上限を一時的になくす法案を可決したことに加えて、5月の雇用統計で雇用情勢の堅調さが示されたことから買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は、700ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
2日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて701ドル19セント高い3万3762ドル76セントと大幅な値上がりとなりました。
ダウ平均株価の値上がりは2日連続です。
アメリカの議会上院が政府の債務上限を一時的になくす法案を可決し、アメリカ国債の債務不履行が回避されることになったことを受けて買い注文が膨らみました。
アメリカの先月の雇用統計で就業者の伸びが市場予想を上回り雇用情勢の堅調さが示されたことで、景気の先行きへの警戒感が和らいだことも株価を押し上げました。
市場関係者は「先月の雇用統計で労働者の平均時給の伸び率が市場予想を上回らなかったことをインフレが収束に向かう安心材料と見る投資家も多かった」と話しています。
ニューヨーク外国為替市場では、堅調な雇用情勢を受けてアメリカで利上げが続くとの観測からドル買い円売りが進み、円相場は一時、1ドル=140円台まで値下がりしました。
-- NHK NEWS WEB