去年の冬のボーナスは、働く人1人当たりの平均で37万円余りと、前の年より0.1%減り、2年連続で減少しました。
厚生労働省が従業員5人以上の全国およそ3万3000の事業所を対象に調査したところ、去年の冬のボーナスは1人当たりの平均で37万162円でした。
これは前の年より205円、率にして0.1%少なく、2年連続の減少になりました。
産業別では、電気・ガス業が72万3859円と最も高く、次いで情報通信業の64万8110円、鉱業、採石業の58万1509円、金融業、保険業の58万1397円などとなっています。
厚生労働省は「パート労働者の割合が高まって3割を超えたため、平均を押し下げているが、夏のボーナスはプラスだったこともあり、全体としては改善傾向が続いている」としています。
一方、基本給やボーナス、残業代などを合わせた、ことし2月の給与総額は、速報値で26万2869円となり、前の年の同じ月より0.4%増加しました。
-- NHK NEWS WEB