関西空港では、大雨の影響で空港と対岸とを結ぶ鉄道が運転を見合わせていたため、空港内で運転再開を待つ人たちに寝袋や飲み水が配られました。
大阪湾の沖合に浮かぶ関西空港は、連絡橋を走る電車やバスなどで対岸と結ばれていますが、このうち南海電鉄は大雨の影響で2日の午後から3日午前2時半過ぎまで空港と対岸を結ぶ路線の運転を見合わせていました。
このため残る公共交通機関のバスで空港から出ようと、乗り場が一時、大勢の旅行客などで激しく混雑しました。
3日午前1時半ごろには、空港の運営会社が寝袋や飲み水を希望する人に配付し、多くの人が空港内のベンチや床で横になっていました。
北海道から来た女性は「大阪市内のホテルに泊まる予定でしたが、このまま空港に泊まるしかないです。きょうの夕方にはライブに行く予定なのでちゃんと寝たいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB