5月、秋田市の雑木林で愛知県の48歳の女性の遺体が見つかった事件で、警視庁が、7日、元暴力団員の男ら5人を遺体を遺棄した疑いで逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は今後、女性が死亡したいきさつについても調べることにしています。
5月9日、秋田市の雑木林から遺体が見つかり、身元の確認を進めた結果、おととしから行方が分からなくなっていた、愛知県一宮市の加藤しのぶさん(48)と特定されました。
おととし6月に都内のホテルに宿泊したあと連絡が取れなくなり、死後1年から2年ほどたっていたということです。
警視庁は複数の人物が遺体の遺棄に関わったとみて捜査していましたが、元暴力団員の井上大輔容疑者(48)や土岐菜夏容疑者(34)ら5人を、死体遺棄の疑いで逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かりました。
5人は埼玉県川口市にあった会社の同僚などで、このうち井上容疑者は女性の行方が分からなくなる前に女性の勤務先に客として訪れていたとみられるということです。
警視庁は今後、女性が死亡したいきさつについても調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB