大手外食チェーンと大阪大学の研究グループが、ファミリーレストランで客におすすめのメニューを提案したりする接客ロボットを開発し、3年後の実用化を目指すことになりました。
このロボットを開発したのは、ファミリーレストランなどを運営する大手外食チェーン「ゼンショーホールディングス」と、「アンドロイド」の開発で知られる大阪大学の石黒浩教授の研究グループです。
ロボットは、身長およそ30センチメートルの卓上型の小型ロボットで、おすすめのメニューを客に提案したり、ゲームなどをしたりすることができます。また、メニューの注文には従業員が対応しますが、注文するとロボットがお礼を言います。
この外食チェーンでは、今後、ロボットを実際の店舗に設置して実証実験を行い、3年後の実用化を目指すことにしており、将来は客からの注文を受けることができるようにしたいとしています。
ゼンショー中央技術研究所の永井元所長は「ロボットとの会話を楽しんでもらい、お子様などに『また、来たい』と言っていただきたい。例えば、月1回の来店が月2回になれば効果は大きい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB