マイナンバーカードの取得者向けの専用サイトで、他人の年金情報が閲覧できたトラブルについて、松本総務大臣は、年金情報をひも付ける際に、氏名を誤って入力したことによる人為的なミスだとした上で、同様の事案がないか点検を急ぐ考えを示しました。
総務省が所管する「地方職員共済組合」では、マイナンバーカードの取得者向けの専用サイト、「マイナポータル」で、他人の年金情報を閲覧できたトラブルが1件確認されています。
これについて、松本総務大臣は、記者会見で、共済組合が、手入力でマイナンバーと年金情報をひも付ける作業をした際に、氏名を誤って入力し、別人の年金情報が登録された人為的なミスが原因だったと明らかにしました。
その上で「共済組合で情報が表示されない措置を実施するとともに、対象の方におわびした。別人の情報が表示されたことは、個人情報の問題が発生したと言わざるを得ず、遺憾に思っている」と述べ、同様の事案がないか点検を急ぎ、再発防止を図る考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB