ホンダは、燃費を向上させた新型のビジネスジェット機を新たに開発し、2028年ごろの販売を目指すと発表しました。
ホンダは2015年に航空機の市場に参入し、小型のビジネスジェット機「ホンダジェット」の開発と販売を手がけています。
今回、定員を3人増やして11人乗りとなるビジネスジェット機を新たに開発し、2028年ごろにアメリカの航空当局から型式証明を取得して販売を目指すということです。
航続距離は4800キロ余りで、アメリカ東海岸のニューヨークと西海岸のロサンゼルスの間を、途中の給油なしで飛行できるほか燃費は、同じクラスの他社の機体より2割程度向上させるとしています。
ビジネスジェットの市場は、コロナ禍からの経済の回復に伴ってアメリカなどで拡大していて、会社では機体の大型化や燃費性能の向上を通じて新たな顧客を開拓したい考えです。
ホンダエアクラフトカンパニーの山崎英人社長は「今回の製品化は『空のモビリティ』への新たなチャレンジだ。人々の生活の可能性を広げる喜びを提供したい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB