14日の東京株式市場、アメリカで利上げがいったん停止するという見方から多くの銘柄に買い注文が出て、日経平均株価は一時、600円以上値上がりし、終値としてもバブル期の1990年3月以来の高値を更新しました。
▽日経平均株価の終値は、前日の終値より483円77銭高い3万3502円42銭。
▽東証株価指数=トピックスは29.74、上がって、2294.53。
▽一日の出来高は16億4811万株でした。
14日の東京株式市場、日経平均株価は一時、600円以上、値上がりしました。
連日、上昇を続ける日本株。14日はアメリカの消費者物価指数が株価上昇の材料となりました。
その数字からインフレ圧力が少しずつ和らいでいると受け止められ、市場ではFRBがいったん、利上げを停止するという見方が強まりました。このため、13日のニューヨーク市場では株価が値上がりし、その流れを受けて、東京市場でも多くの銘柄に買い注文が入ったというわけです。
一方、日本時間の15日未明には、アメリカの金融政策決定会合の結果が公表されます。今回の会合では「利上げしない」というのが市場の大方の見方ですが、投資家が気にしているのは、その先の政策金利の動向です。
さらにパウエル議長が足もとの経済情勢について、どのような認識を示すのか、今後の政策金利を見通す手がかりとして市場の注目が集まっています。
-- NHK NEWS WEB