14日のニューヨークの金融市場ではFRBが利上げを見送った一方、政策金利の見通しを引き上げたことを受けてさらなる利上げが行われるとの観測が強まり、円相場は一時、1ドル=140円台まで円安が進んだほか、ダウ平均株価は値下がりしました。
14日のニューヨーク外国為替市場ではFRBが利上げを見送った一方、政策金利の見通しを引き上げたことを受けてさらなる利上げが行われるとの観測が強まりました。
このため、日米の金利差の拡大が意識され、利回りが見込めるドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は一時、1ドル=140円台前半まで円安が進みました。
また、ニューヨーク株式市場ではさらなる利上げによって景気が減速することへの懸念から売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、400ドルを超える値下がりとなりました。
しかしその後は、追加の利上げが行われるかどうかは今後の経済指標で決まるとの見方も出て値下がり幅は縮小し、ダウ平均株価の終値は前日に比べて232ドル79セント安い3万3979ドル33セントでした。
市場関係者は「政策金利の見通しが年内にあと2回の利上げを想定する内容だったことは驚きをもって受け止められたが、本当に利上げが行われるのか慎重に見極めたいという投資家も多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB