日産自動車は、経営陣のナンバー2で、COO=最高執行責任者を務めるアシュワニ・グプタ氏が今月27日に退社すると発表しました。グプタ氏はルノーとの資本関係の見直し交渉で中心的な役割を担いましたが、日産は今後、新しい体制で業績の回復などに取り組むことになります。
発表によりますと日産のナンバー2で、COOを務めるアシュワニ・グプタ氏は、今月27日付けで辞任し退社するということです。
理由について会社側は「新たなキャリアを追求するため」と説明しています。
グプタ氏は、インド出身の52歳で、2006年にルノーに入社し、その後、三菱自動車工業でCOOを務めたあと、2019年から日産のCOOを務めていました。
内田誠社長との、いわゆるツートップ体制で経営の立て直しに取り組み、ことし2月に合意したルノーとの資本関係の見直し交渉では中心的な役割を担いました。
会社は、今月27日に新しい経営幹部の体制を発表するとしています。
日産は、内田社長のもと、業績の回復をはじめ、ルノーとの今後の関係づくりなどの経営課題に取り組むことになります。
-- NHK NEWS WEB