将棋の藤井聡太七冠が将棋のAIプログラムの開発者と対談しAIの効果や、史上初の「八冠」への思いを語りました。
千葉県柏市で行われた対談では、将棋の藤井聡太七冠が将棋のAIプログラムの開発者で、現在は完全自動運転の車の開発を行う会社の山本一成さんとAIの効果などについて語り合いました。
このなかで、ふだんから将棋でAIを取り入れているという藤井七冠は「AIは局面の評価値として数値で判断してくれるので、参考にすることで自分の形勢判断の力を大きく伸ばすことができた」と話していました。
一方、山本さんから、現在の八大タイトルをすべて制覇する史上初の「八冠」達成の気持ちがあるかを聞かれると「全くないというとあれですが、ほとんどなくて、チャンスとは考えているのでできることなら生かしたいと思っています。一方で、それを目指すとなると、その可能性が閉ざされたときにどうなのかな、という気持ちもあります」と笑顔をみせながら答えていました。
-- NHK NEWS WEB