中東のUAE=アラブ首長国連邦のドバイで、アニメや漫画などをテーマにした大規模なイベントが始まり、日本のアニメにも興味を持つ中東各地の若者たちでにぎわっています。
ドバイで6日、アニメや漫画、それにゲームなど、ポップカルチャーをテーマにした「コミコン」と呼ばれる大規模なイベントが、3日間の日程で始まりました。
会場では、アニメなどの関連グッズの販売のほか、中東各地のイラストレーターたちが作品などを展示販売するコーナーなどが設けられ、お気に入りのキャラクターの衣装を着る、いわゆるコスプレを楽しむ若者たちの姿も目立ちました。
ドバイの「コミコン」は6回目の開催となりますが、今回、初めて日本のパビリオンが設けられ、中東でも人気が高い「NARUTO」のアニメ制作会社も参加して作品を紹介していました。
逸見圭朗常務取締役は「思った以上に日本のアニメへの関心が高く、驚いている。現地の人たちと組んでゲームを作るなど、いろいろな形の展開が考えられるし、中東は今がチャンスだと思う」と話していました。
会場ではこのほか、日本製のペンを使って塗り絵を体験できるコーナーや、日本の懐かしのおもちゃなどを販売する業者などが人気を集めていました。
日本のロボットのおもちゃを購入していたUAEの男性は「日本のアニメが大好きで、コレクターをやっていたが、今後は自分で販売も手がけてみたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB