世界50以上の国と地域の子どもや若者が、ロボットを制御するプログラムの性能を競い合う世界最大級の競技会が、26日からインドで始まり、日本からも13チームが出場して、プログラムの精度の高さを披露しました。
この競技会は、ロボットを自律的に制御するプログラムを開発し、その性能を競い合うもので、世界50以上の国と地域で予選を勝ち抜いた、小学生から大学生までのおよそ400チームが参加して、26日からインドの首都ニューデリー近郊の会場で始まりました。
日本からは、10の都府県の合わせて13チーム49人が出場しました。競技は、4つの部門に分かれて行われ、このうち、ロボットによるボウリングの部門では、帝京大学のチームが、ピンの本数と位置を自動的に認識してボールを転がすロボットを開発して挑みました。
また、ロボットにさまざまな色のブロックを認識させて、決められた場所に移動する時間を競う部門では、日本から出場した小学生や中学生の各チームが、プログラムの精度の高さを披露しました。
この競技会は、将来を担う技術者の育成にもつながるとして、中国やロシア、それに東南アジア各国などが力を入れているほか、ドイツも、大手自動車メーカーなどと連携して、子どもたちのプログラム開発を支援しているということです。
このロボット競技会は27日まで行われ、各部門ごとに優勝チームが決まることになっています。
-- NHK NEWS WEB