7日の東京株式市場は、アメリカのトランプ政権がシリア国内のアサド政権の軍事施設を攻撃したことを受けて、一時、売り注文が広がりましたが、その後は買い戻され、結局、値上がりして1日の取り引きを終えました。
7日の東京株式市場は、朝方はこのところ値下がりした銘柄を買い戻す動きが広がって株価は上昇しましたが、アメリカ軍がシリアのアサド政権の軍事施設に対し、巡航ミサイルによる攻撃を行ったという情報が伝わると世界経済の先行きへの不透明感から売り注文が増えて、日経平均株価は値下がりに転じました。その後は、買い戻す動きも出て日経平均株価はおよそ200円の値幅で上下する荒い値動きとなりました。
結局、日経平均株価、7日の終値は6日より67円57銭、高い1万8664円63銭。東証株価指数=トピックスは9.59、上がって、1489.77でした。1日の出来高は24億145万株でした。
市場関係者は、「午後に入るとシリアへの攻撃は限定的であり、アメリカが地上部隊を派遣するような事態に発展していく可能性は低いという見方も広がり、多くの銘柄が買い戻された」と話しています。
-- NHK NEWS WEB