国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの小売価格は今月19日時点の全国平均で1リットルあたり170.1円となり、先週から0.8円値上がりしました。値上がりは5週連続です。
ガソリンなどの燃料価格の負担軽減策として国が石油元売り会社に支給している補助金は、今月以降、支給額が25円以下の場合、先月まで100%だった補助率が2週間ごとに10%ずつ段階的に引き下げられます。
今月15日からは補助率が80%に引き下げられ、この影響もあってガソリン価格は値上がりしました。
経済産業省は22日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットルあたり9.0円の補助金を支給することにしています。
今後の見通しについて石油情報センターは「直近の原油価格はいくぶん下がっているが、政府の補助金の額も減ることから、来週も値上がりが見込まれる」と話しています。
-- NHK NEWS WEB