個人が保有する預金や株式などの金融資産は、ことし3月末の時点で2043兆円となり、過去最高を更新しました。株価が上昇したことなどが主な要因です。
日銀が3か月ごとに公表する「資金循環統計」によりますと、ことし3月末の時点で個人が保有する預金や株式、保険などの金融資産は、去年の同じ時期よりも1.1%増加して2043兆円となりました。
2000兆円を超えるのは6期連続で、過去最高を更新しました。
▽全体の半分以上を占める「現金・預金」は、1.7%増加して1107兆円となりました。
また、株価の値上がりを受けて、
▽「株式など」が226兆円と、2.7%増えました。
株価の上昇傾向は、ことし3月末以降も続いていて、日銀は今後、それらを背景に金融資産を押し上げる可能性もあるとしています。
-- NHK NEWS WEB