経済産業省の新しい事務次官に飯田祐二経済産業政策局長が起用されることになりました。
飯田氏は埼玉県出身の60歳。
昭和63年に当時の通商産業省に入り、その後、資源エネルギー庁の次長や官房長などを歴任しました。
去年からは経済産業政策局長として、脱炭素社会の実現などに向けた原子力発電の最大限の活用や、二酸化炭素の排出量に応じて企業がコストを負担するカーボンプライシングの導入などを盛り込んだ政府の基本方針のとりまとめに力を入れました。
飯田氏は、ロシアによるウクライナ侵攻や米中の対立が続く中で、半導体や重要鉱物のサプライチェーン=供給網の強化や、世界的に加速する脱炭素への対応などの課題に取り組むことになります。
この人事は、来月4日付けで発令されます。
-- NHK NEWS WEB