28日夕方、沖縄県の下地島空港の沖合で無人航空機が海上に落下したと飛行試験を行っている会社から県に連絡がありました。
下地島空港を宇宙旅行の拠点になる「宇宙港」として活用することを目指すプロジェクトで行われた飛行試験だったということで、けが人はおらず、船舶や航空機の運航への影響もないということです。
警察によりますと28日午後6時15分ごろ、沖縄県宮古島市の下地島空港近くにいた警察官が、空港の北東およそ500メートルの海上で水しぶきが上がっているのを目撃しました。
下地島空港では、愛知県のベンチャー企業が中心となって宇宙旅行の拠点になる「宇宙港」として活用することを目指したプロジェクトが進められていて、28日は無人航空機を使った飛行試験が計画されていたということです。
県によりますと、会社側からこの無人機が墜落したと連絡があったということです。
会社のホームページによりますと、飛行試験に使われた無人機は、
▽全長およそ4.9メートル、
▽幅およそ2.4メートル、
▽重さはおよそ400キログラムで、
▽2基のエンジンを搭載しているということです。
警察や国土交通省によりますと、けが人や、船舶や航空機の運航への影響は確認されていないということで、第11管区海上保安本部が付近を航行する船舶に注意を呼びかけるとともに、警察などが当時の詳しい状況を確認しています。
-- NHK NEWS WEB