トヨタ自動車が出資するアメリカのベンチャー企業が量産に向けて製造したいわゆる“空飛ぶタクシー”の試作機が、このほどアメリカの航空当局から認可を受け、試験飛行を始めることができるようになりました。
アメリカ西部カリフォルニア州に拠点をおくベンチャー企業で、トヨタ自動車の出資を受ける「ジョビー・アビエーション」は電動式の小型機で静かに街なかを移動できる“空飛ぶタクシー”の開発を進めています。
会社は28日、量産に向けてカリフォルニア州にある生産ラインで製造した試作機が、このほどFAA=アメリカ連邦航空局から認可を受け、試験飛行を始めることができるようになったと発表しました。
“空飛ぶタクシー”をめぐっては、企業の間で開発競争が活発になっていて、トヨタは、2020年1月にこの会社におよそ4億ドルを出資して空の移動サービスの分野に乗り出していました。
北米トヨタの小川哲男CEOは、来月1日付けでこの会社の取締役に就任する予定で「これまで以上に緊密に協力していくのを楽しみにしている」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB