東京 銀座で無許可で自家用車に有料で客を乗せる、いわゆる「白タク」の営業を繰り返していたとして、高齢ドライバー4人が逮捕されました。調べに対し、「年金を受け取っておらず、生活費がほしかった」などと供述しているということです。
逮捕されたのは、東京 葛飾区の久保田耕一容疑者(77)など、いずれも高齢のドライバー合わせて4人です。
警視庁によりますと4人は、ことし1月から6月にかけて、銀座のタクシー乗り場の近くで、無許可で自家用車に有料で客を乗せる、いわゆる「白タク」の営業を繰り返したとして、道路運送法違反の疑いが持たれています。
4人は夜の時間帯にタクシー乗り場の列に並ぶ人などに、「3割引きで行くよ」などと声をかけ、自分の乗用車に客を乗せて送り届けていたということです。
料金はドライバーがその場で決めていたということで、中には、正規のタクシー料金よりも高額な支払いを求めたケースもあったということです。
調べに対し、いずれも容疑を認め、「年金を受け取っておらず、生活費がほしかった」などと供述しているということです。
中には10年以上、「白タクを行っていた」と供述しているドライバーもいるということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB