アメリカのIT大手、旧フェイスブックのメタが提供を開始した新たなSNSについて、ツイッターを運営する会社が企業秘密などを不正に流用しているなど、メタに非難する書簡を送ったとアメリカのメディア各社が報じました。今後、訴訟に発展する可能性もあると伝えられています。
旧フェイスブックのメタは5日、機能がツイッターに似ている短文投稿の新たなSNS「スレッズ」の提供を世界100か国以上で始めました。
6日朝の時点で登録者数が世界で3000万人を超えたことを明らかにしています。
この新たなSNSについて、ツイッターの運営会社がメタのザッカーバーグCEO宛てに非難する書簡を送ったと6日、アメリカのメディア各社が報じました。
書簡によりますと、このSNSはツイッターの企業秘密や知的財産権などを不正に流用し、メタがツイッターの元従業員を雇って開発したなどと主張しています。
ツイッターを所有する起業家のイーロン・マスク氏は「競争はよいが、不正行為はダメだ」とSNSに投稿しました。
これに対し、メタの広報担当者は「このアプリの開発チームの中にツイッターの元従業員は1人もいない。とんでもないことだ」と投稿し反論しています。
今後、この問題は訴訟に発展する可能性もあると報じられています。
-- NHK NEWS WEB