「代替食品」と呼ばれる食料の、将来的な安定供給を意識した商品を取り入れる動きが大手コンビニ各社で広がっています。
「セブン‐イレブン・ジャパン」は、今月から全国の店舗で代替食品を使ったおにぎりとナゲットの取り扱いを始めると発表しました。
味や食感などを食品メーカーなどと共同で開発し、肉や魚の代わりにえんどう豆をおにぎりのツナやナゲットの材料に使っています。
会社では、気候変動などによる将来の世界的な食料不足に対する消費者の意識が高まっているとして、今後、商品をさらに増やし、シリーズとしての展開を強化するとしています。
永松文彦社長は「一日に2000万人が店舗を利用しており、売り上げを上げるという経済価値だけでなく、社会的意義を果たしていきたい」と述べました。
代替食品をめぐっては、食品メーカーの間で商品化の動きが広がっていますが、大手コンビニでは「ローソン」も大豆などで作る「代替卵」を使ったサンドイッチの取り扱いを今月から開始し、さらに身近な食品となりそうです。
-- NHK NEWS WEB