10日夜、突風による被害が相次いだ栃木県野木町では、住民らが被害状況の確認など対応に追われています。
このうち野木町佐川野の舘野信男さんが営む会社では、事務所の窓ガラスが割れ、敷地内にある倉庫が大きく壊れるなどの被害が出ました。
また会社から50メートルほど離れた舘野さんの自宅では外壁にひびが入り、すぐそばには会社の倉庫の屋根の一部が落ちていたということです。
舘野さんは「被害の状況を見て驚きました。仕事に影響が出ないか心配です」と話していました。
野木町によりますと、これまでに屋根瓦が飛ばされるなどの住宅の被害が確認されているほか、公共施設や学校でも設備などへの被害が出たということです。
こうした中、宇都宮地方気象台は職員を現地に派遣して11日午前10時半ごろから詳しい調査を行っています。
気象台の森井正宏防災管理官は「竜巻なのか、ダウンバーストなのか、かなり強い風が吹いたとみられる。どの範囲で強風が吹いたのか調べたい」と話していました。
気象台は11日、一日かけて被害状況を把握し、突風の原因を調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB