新しい暗号資産を発行するといううその事業への出資を持ちかけ、東京 中央区の会社から1億5000万円をだまし取ったとして、50代の容疑者3人が警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも職業不詳で、東京 港区の野崎勝弘容疑者(59)と東京 千代田区の白石伸生容疑者(50)それに、横浜市磯子区の竹本誠容疑者(57)の3人です。
警視庁によりますと3人は、中央区にある美術品販売会社に新しい暗号資産を発行するといううその事業への出資を持ちかけ、2018年3月から4月ごろ、野崎容疑者が役員を務めていた会社の口座に現金1億5000万円を振り込ませたとして、詐欺の疑いが持たれています。
警視庁は3人の認否を明らかにしていません。
3人は、海外に実在するコンサルティング会社の日本支社の役員を装うなどして、「美術品を担保にした新しい暗号資産を発行する」などと説明していたということです。
容疑者と連絡が取れなくなったことを不審に思った会社が3年前に刑事告訴し、警視庁が捜査を進めていました。
だまし取った金は、借金の返済などに充てていたとみられるということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB