10日、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートの劇場で、舞台機器の点検中に天井からワイヤーでつり下げられていたパフォーマーの男性が落下し、死亡しました。男性はパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショーに参加するなど国内外で活躍するパフォーマーで、警察は安全管理に問題がなかったかなど調べています。
10日午後0時15分ごろ、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾートの一角にある劇場「舞浜アンフィシアター」で男性が作業中に落下したと、消防に通報がありました。
警察などによりますと、落下したのは東京・世田谷区に住むパフォーマーの吉野和剛さん(38)で、病院に運ばれましたが死亡しました。
これまでの調べで、当時、劇場では、吉野さんが高さ16メートルの天井からワイヤーでつり下げられた状態で下に降りるスピードを調整する点検作業が行われていて、10メートルくらいの高さから落下したということです。
劇場は、現在、大手広告代理店の関連会社が、今後予定されている公演のために借りていて、当時、公演に向けた準備が行われていたということです。警察は、安全管理に問題がなかったかなど当時の状況を調べています。
吉野さんは、世界的に知られるパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショーに参加するなど、国内外で活躍するパフォーマーとして知られていました。
-- NHK NEWS WEB