運行中の電車の運転席に乗り込んでいたのは鉄道好きの高校生でした。JR東日本のグループ会社の社員を装い、運転席に侵入したとして警視庁は東京都内の男子高校生の書類を家庭裁判所に送りました。
警視庁によりますと、都内に住む17歳の男子高校生は、ことし1月、JR八高線の運行中の運転席に侵入した疑いが持たれています。
生徒は、スーツ姿で自分で作った名札を身に着けてJR東日本のグループ会社の社員を装い、昭島市の拝島駅のホームにいたところ、社員だと思い込んだ乗務員から「乗りますか」と声をかけられて運転席に侵入したということです。
そして、埼玉県飯能市の東飯能駅までのおよそ30分間、運転席で乗務員と会話するなどしていたということです。
生徒がさらに別の電車に乗り込もうとしたところ、別の乗務員が不審に思い、発覚したということです。
警視庁は13日までに生徒の書類を家庭裁判所に送りました。
これまでの調べに対し、「鉄道が好きで、運転しているところを近くで見たかった」と話しているということです。
-- NHK NEWS WEB