アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は13日、ロシアの民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏が武装反乱を始めた数時間後に、ロシアの治安機関がロシア軍の最高幹部の1人、スロビキン氏を含む軍高官など、少なくとも13人を拘束したと報じました。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏は6月下旬に武装反乱を起こしました。
プリゴジン氏と近かったとされる、ウクライナへの軍事侵攻でロシア軍の副司令官も務めるスロビキン氏は事前に計画を把握していたと伝えられているほか、その後の消息に関心が集まっています。
アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は13日、複数の関係者の話としてロシアの治安機関がスロビキン副司令官を含む軍高官など少なくとも13人を事情聴取のために拘束し、15人程度が停職や解雇処分を受けたとしています。
関係者の話として「もはや信頼できない幹部を一掃するための拘束だ」と伝えています。
スロビキン副司令官についてロシアのメディアは12日、議会下院のカルタポロフ国防委員長が「彼はいま休暇中だ。連絡はできない」と述べる動画を公開しています。
-- NHK NEWS WEB