アメリカのIT大手、旧フェイスブックのメタは、文章や画像などを自動で生成する生成AIについて、ビジネスなどで利用できるよう提供を無償で始めると発表しました。メタの本格参入で生成AIの開発競争はさらに激しくなりそうです。
これは、メタが18日に公式ブログなどを通じて明らかにしました。
会社は、これまで大学やNGOなどの研究向けに限定して自社で開発した生成AIを提供してきましたが、ビジネスなどの分野でも広く利用できるようにするとしています。
最大の特徴は、技術プログラムを無償で一般公開するオープンソースにした点で、利用する企業などが変更を加えたり、システムを改善したりできます。
提供は、提携するマイクロソフトのクラウドサービスなどを通じて行われるということです。
これについてザッカーバーグCEOは、自身のフェイスブックに「オープンソースにすることで、より多くの開発者が新しい技術を利用できるようになるため、イノベーションが促進される」などと投稿しました。
生成AIの分野では、ChatGPTを開発したアメリカのオープンAIのほか、グーグルやアマゾンも開発を強化していますが、メタの本格参入で競争がさらに激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB