アメリカの電気自動車メーカー、テスラの6月までの3か月間の決算は、値下げの効果などで販売が世界全体で46万台を超えたことから、売り上げが過去最高を更新しました。
テスラは19日、ことし4月から6月までの3か月間の決算を発表しました。
世界全体の販売台数は、前の年の同じ時期と比べて1.8倍の46万6140台に増加しました。
この結果、売り上げは前の年の同じ時期の1.4倍の249億2700万ドル、日本円にしておよそ3兆4700億円で、過去最高を更新しました。
また、最終的な利益は1.2倍の27億300万ドル、およそ3700億円で、増収増益となりました。
会社は、好調な業績の背景には、環境への意識の高まりなどで電気自動車への需要が高まる中、値下げを実施したことで販売台数が伸びたことや、原材料価格が下がったことなどがあるとしています。
イーロン・マスクCEOは電話会見で「市場の動向を予測するのは難しいが、長期的にみて、テスラの企業価値は上がると確信している」などと述べました。
テスラは、ことし後半にEVトラックの量産を開始する予定のほか、新型車の開発も進めているとしていて、今後の業績にどのような影響を与えるのかが焦点となっています。
-- NHK NEWS WEB