19日のニューヨーク株式市場は、アメリカの景気減速への懸念が和らぐ中、金融機関や企業の業績の先行きへの期待感から買い注文が出て、ダウ平均株価は8営業日連続で値上がりし、およそ1年3か月ぶりに3万5000ドルを回復しました。
19日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて109ドル28セント高い3万5061ドル21セントと、去年4月以来およそ1年3か月ぶりに3万5000ドルを回復しました。
ダウ平均株価の値上がりは8営業日連続で、8営業日連続の値上がりは2019年9月以来およそ3年10か月ぶりです。
アメリカでインフレが鈍化していることで、利上げによる景気減速への懸念が和らぐ中、本格化している金融機関や企業の決算発表で市場予想を上回る業績が相次いでいることを受けて、業績の先行きへの期待感から買い注文が出ました。
市場関係者は「今後発表される企業の業績も市場予想を上回るのではないかとの観測も出て、投資家がリスクをとって買い注文を出す姿勢を強めている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB