オンラインゲームのアイテムなどを現金で売り買いする、いわゆる「リアルマネートレード」を行うサイトで、他人のアカウントを乗っ取って勝手に取り引きをしたなどとして18歳の専門学校生が京都府警に逮捕されました。「リアルマネートレード」は、多くのゲーム運営会社が禁止していますが、トラブルの相談が相次いでいるということです。
逮捕されたのは、福岡県古賀市に住む18歳の専門学校生です。
警察によりますと、ことし3月、オンラインゲームのアイテムやアカウントなどを現金で売買するサイトで、京都府内の20代の男性のアカウントを乗っ取って勝手に取り引きをし、およそ2000円分のポイントをだまし取ったとして、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
専門学校生は、自分のアカウントでサイトにアイテムを出品した上で不正に入手した男性のパスワードでアカウントを勝手に使って、そのアイテムを購入し利益を得ていたとみられています。
警察によりますと、調べに対し、容疑を認めているということです。
ネット上には、アイテムなどを現金で売買する「リアルマネートレード」を行うサイトが複数存在し、多くのゲーム運営会社はこうした行為を利用規約などで禁止しています。
京都府警によりますと、「リアルマネートレード」をめぐっては、アカウントの乗っ取りや、売買の代金やアイテムを受け取れないといったトラブルの相談が相次いでいるということです。
-- NHK NEWS WEB