日本のメーカーが相次いで参入している、ロボット掃除機の先駆けである、ルンバを手がけるアメリカ企業の日本法人が今月から本格的に事業を始め、日本市場での競争が一段と激しさを増しそうです。
ロボット掃除機を世界に先駆けて販売した、アメリカのアイロボット社の日本法人は今月から本格的に事業を始め、来日したコリン・アングルCEO=最高経営責任者が11日、都内で記者会見を開きました。
この会社のロボット掃除機、ルンバは世界的に高いシェアを持ちますが、日本では代理店を通じた販売にとどまっていました。
しかし、日本メーカーが相次いで参入し、シェアを伸ばしていることから、アイロボット社は自社の販売網を拡大することになりました。このメーカーが海外に拠点を置くのはイギリス、香港、中国に続いて4か所目となります。
会見で、アングルCEOは「日本市場はアメリカに次ぐ第2の規模がある。日本での使われ方を深く理解し、新製品の開発につなげ、販売を強化したい」と述べました。
高齢者や共働きの世帯が増える中、ロボット掃除機は需要の拡大が見込まれていて、最大手の本格参入で、日本市場での競争が一段と激しさを増しそうです。
-- NHK NEWS WEB