10日夜、埼玉県鶴ヶ島市の自宅で、23歳の父親が1歳の次男に暴行を加えて意識不明の重体にさせたとして、傷害の疑いで、警察に逮捕されました。過去にも、子どもに物を投げてけがをさせたとして、市に連絡があったということで、警察は、これまでのいきさつも含めて調べています。
逮捕されたのは埼玉県鶴ヶ島市脚折の会社員、佐野良明容疑者(23)で、警察によりますと、10日午後9時20分ごろ、自宅アパートの部屋で、1歳の次男の頭を手で殴るなどして意識不明の重体にさせたとして、傷害の疑いが持たれています。
10日夜、佐野容疑者の妻から「父親が息子を殴った」と通報があり、警察官などが駆けつけたところ、佐野容疑者が次男を殴ったことを認めたため、11日朝、逮捕しました。
佐野容疑者は、妻と子ども3人の5人暮らしで、市によりますと、去年12月には次男に、おととしにはほかの子どもに、それぞれ物を投げて、けがをさせたという連絡が寄せられていたということです。
いずれも当時、「仕事に疲れて、いらいらしていた」などと説明していたということで、市や児童相談所などで作る協議会は「継続的に見守っていく」と判断していたということです。
警察は、これまでのいきさつも含めて、詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB